【事例7】子供が肩が凝って困っている

 

 近隣の県の、歳若いお母さんからのお困りの上記電話。インターネットで当院を知った由。結果は、約10回程の施術で本人すっかり元気に回復して、当院に入る前、庭から両手丸印ジェスチャーで、「おじちゃん、身体の調子10点満点」との挨拶が続いた。

 未だ、小学生低学年の少年、肩が凝ると紹介をお受けした時は半信半疑。本人から直接の説明、お母さんから状況をお聞きしても「そう言うこともあるかな」と思う程。

 早速、副交感神経と交感神経の診断をした。何と、副交感神経の指標を示す両足長さの差が左足1cm短い。脳脊髄液の循環を示す仙骨の動きが感じられない。

 元気が出る交感神経の復活。および、身体中の緊張をほぐす副交感神経、両者合わせて、バランスのとれた自律神経の復活の施術を要す。肩が凝る、その結果が上記両神経の不具合につながる、で先ずは頸椎の正常化から始めた。図7その1-1に自律神経全体図を、特に副交感神経の解剖図図7その1-2に示した。

 両神経の推進母体である迷走神経、脳脊髄液の経路は頸椎を経由する。本人の主訴である肩が凝る、と原因も一致することから、図7

その2に示した頸椎の矯正施術を施した。身体の緊張を示す副交感神経

ー両足の長さの違いは最初の施術で治り、交感神経の度合いは施術回数と共に回復して5回で略目標の8のレベルになり、主訴である肩の凝りも減り、本人の苦痛も無くなった。念の為とその後5回施術を重ねて

終了とした(図5.2.7その3に副交感神経・交感神経の回復経過を

本人が感じた体調の回復と共に示した)。