【事例4】心配ごとの増幅

 

結婚後10年近く経ち、お幸せにお子さまに恵まれ更に将来まで嘱望されてる30代後半の医療関係にたずさわってる女性。首が悪く回すこともスム─ズに出来ない程の体調であり、2年程都内専門医院に入院。お子さまの入学も近く心落ちつかなく退院してインタ─ネットホ─ムペ─ジで近所にある小職の医院の扉を打診。左足が2cm短く、脳脊髄液の循環も見知できない程に微弱であった。実際、本人の自覚症状にもあるように首が回りにくい程の頸椎の緊張。また、患者さんは過御自身の体調のつらかった状態についても、体験等も含め部分的に語り、今、自身では肉体的に、精神的にも如何ともし難状況であることを繰り返し述べた。

 

 オステオパシ─医としては、自身の過去の施術例の体験談を話し、頸椎主体の施術により、両足が揃い身体の緊張がほぐれ副交感神経が優位な状態に改善されること、また脳脊髄液の循環も施術回数と共に上昇して元気の源である交感神経の働きも回復して、思いもかけない程お元気になられることを医学的、具体的に説明して、まずは患者さんの精神的落ち着きを期待した。

 

 本人の上記主訴の如く、首が回りにくい程、頸椎に緊張があることは両足の長さの差が2cmもあることは初期診断で明らかである。また、脳脊髄液の循環も悪く触手にて計測不可能であった。前者は最初の施術で改善し、後者は施術回数と共に上昇している。